フジテレビが設置した第三者委員会は、31日に中居正弘による女性アナウンサーへのセクハラ行為を認定した調査報告書を公表しました。この問題は、2021年12月に開催された外資系ホテルのスイートルームでの飲み会が発端とされています。報告書によると、飲み会の参加者であるアナウンサー4人とタレントの中居が一緒にいた際に、中居が突如として退出を要求し、その結果、中居とタレント、女性アナウンサーの3人だけが部屋に残されました。
調査の結果、中居は女性アナウンサーに対して不適切な身体接触を行ったとされ、具体的には膝や鎖骨付近を触り、顔を近づけたとの証言が寄せられています。一方、中居はこの行為を否定し、女性が飲み会にいたことも記憶にないと主張しています。しかし、第三者委員会は中居の説明に信憑性が欠けると指摘し、女性の証言は具体性が高く状況証拠とも一致していると認定しました。
この報告書の公表により、中居のセクハラ行為が明るみに出たことで、大きな衝撃を与えています。業界内では、これが中居にとって大きなダメージとなるとの見方が広がっています。また、参加者からは飲み会中に性的な発言があったとの証言もあり、問題の深刻さが浮き彫りとなっています。
芸能界における権力の乱用が問題視される中、今回の調査結果は他の未解決のセクハラ事件にも光を当てる契機となるかもしれません。多くの人々が、これを機に業界全体の透明性と倫理の向上を求める声を上げています。中居の行為が、今後どのような影響を及ぼすのか注目されるところです。