NHKの連続テレビ小説「お結び」が、衝撃的な視聴率低下を記録しました。本作は、橋本環奈が主演を務める期待の新作として注目を集めていましたが、最終的には平均視聴率13.1%という過去最低の成績を収めました。これにより、2009年に放送された「ウェルカメ」が保持していた最低記録13.5%を更新する形となりました。

初回視聴率は16.8%と好調で、昨年の「カムカムエブリバディ」以降の作品を上回るスタートを切りましたが、その後は視聴率が急降下。第101話では10.7%にまで落ち込み、最終回は12.5%という低迷を続けました。物語は福岡や神戸、大阪を舞台に、食を通じて人々の幸せを描いた内容でしたが、視聴者からの評価は芳しくありませんでした。

視聴者からは、主人公のキャラクター設定や脚本の質が低かったことが指摘されています。初回が最も高い視聴率を記録したことは、作品全体の評価を反映しているとも言えます。さらに、視聴者はギャルという設定に違和感を覚え、作品の魅力を感じられなかったとの声も多く寄せられています。

近年、テレビ番組全体の視聴率が低下している中で、特に朝ドラの視聴者離れが顕著です。今作の結果を受け、関係者は今後の制作に慎重になることが求められています。視聴率を重視しないNHKの方針が、今後の作品作りにどのように影響するのか注目されます。