世界的建築家、隈研吾氏が設計した新ホテルが大分県別府市に完成し、注目を集めています。このホテルは、隈氏が手がけた14室の客室を持ち、地元のひのき材が使用されています。しかし、早くも白蟻の発生が報告され、建築界からは隈氏のデザイン優先主義に対する批判の声が上がっています。

隈氏は、東京オリンピックのメインスタジアムである国立競技場を設計したことで知られ、今回のホテルも新たな名所になると期待されています。しかし、建材の選定が不十分だったのか、白蟻の問題が発生。これにより、建物の耐久性やメンテナンスに不安を抱く声が多く寄せられています。

ファンからは「料金が高いのにサービスが伴わないと人は離れる」という意見や、「木のぬくもりは良いが、別府の温泉環境では木材の劣化が早い」といった懸念が表明されています。また、露出した木材に対する雨風からの対策が不十分であるとの指摘もあり、今後の補修や強化が必要になるとの見解が示されています。

隈氏自身は「自然を感じられる特別な温かい場所ができた」とコメントしていますが、建築の美しさと機能性のバランスが求められる中、デザイン重視が不安を招いた形です。今後、隈氏がどのようにこれらの問題に対処していくのか、注目が集まります。