映画監督・篠田正浩さんが死去
映画監督の篠田正浩(しのだ まさひろ)さんが25日、肺炎のため94歳で永眠しました。株式会社表現者は27日、篠田氏の死去を公式に発表しました。発表文によれば、篠田さんは2025年3月25日午前4時55分に息を引き取り、故人の意向に従い家族葬を執り行ったとのことです。今後、お別れの会を予定しているとされています。
篠田正浩さんは、映画『新中天王島』や『瀬戸内少年野球団』などで知られ、日本映画界に多大な影響を与えた監督でした。彼の作品は、深い人間ドラマや社会問題を描き出し、多くの映画ファンに愛されてきました。
さらに、篠田さんの妻で女優の岩下志麻(いわした しま)さん(84)は、29日に東京・銀座の丸の内東映で予定されていた舞台挨拶を中止しました。舞台挨拶は、昭和の名作『極道の妻たち』の30周年を祝うもので、岩下さんが舞台に立つのは、1998年の『極道の妻たち決着けじめ』以来27年ぶりのことでした。この中止の知らせは、篠田さんの死去に対する哀悼の意を示すものであり、ファンや関係者からは篠田さんの功績を称える声が寄せられています。
篠田正浩さんの映画は、これからも多くの人々に語り継がれることでしょう。彼の死去は、日本映画界にとって大きな損失であり、彼の作品を通じて伝えられたメッセージは、今後も心に残り続けることでしょう。