元HKT48兒玉遥(28)の卵子凍結を巡る病院対応への投稿が注目を集めている。
3月1日、兒玉は自身のXで、2月28日配信のABEMA「ダマってられない女たち」での卵子凍結の密着取材の際、事前に女性医師に担当してもらう希望を出していたが、撮影前日にマネジャーを通じて「男性院長の方が症例数も多く、クリニックとして院長で進めたい」と病院側の意向で、男性である院長が担当することになった経緯を明かした。
撮影が翌日に迫っており、番組側に迷惑がかかることを避けるためにも、兒玉は病院側の意向に沿って撮影に至ったが、放送を見て、男性に局部を見られているところを撮影されていることに対し精神的な負担を感じたと、本音を吐露した。
兒玉は今回のXでの発信について、「この件は、女性医療の在り方に関わる重要な問題であり、関係者の皆様や今、女性医療に取り組もうとしている皆様にももう一度よく考えて頂きたく、今回発信させて頂きました」と説明している。
投稿当初は、兒玉に対する同情的な意見がネットでは大半を占めていたが、《番組にするなら病院側にだって受ける条件はあるだろうに、そこへの配慮が感じられない》《番組側に迷惑がかかるかもと考えて引き受けたことになっているけれど、結局一番迷惑がかかる形になっている》と、冷静な指摘も散見されている。
「前回失敗した卵子凍結に再挑戦するということで、ABEMAが兒玉さん側に密着取材を申し出たことからスタートしている今回の件ですが、兒玉さんが指名したのは前回卵子凍結に失敗した女性医師でした。病院としては、病院名も放送で出てしまうので、もし2度目の卵子凍結失敗となれば、病院のこけんにも関わります。また担当する女性医師も、また失敗したら”2度も卵子凍結に失敗した医師”という印象がついてしまうリスクもあります。そのため症例数が多い男性医師の院長が担当するという、病院側も慎重にならざるを得ない側面はあったのでしょう」(ドキュメンタリー番組制作関係者)
患者の意思は尊重されてしかるべきだが、芸能人が仕事として請け負ったのであれば、放送後に不満を述べるのは、プロとして問題があると見る向きもある。
「前日に男性医師という意向を伝えられ、断ると番組に対して迷惑がかかるため断れなかったという兒玉さんの気持ちは理解できますが、後になって影響力のあるXで一方的に投稿し、不満を述べるのであれば、配信を延期してでも、交渉を続け、OKを出すべきではなかったのかもしれません。このように後から抗議することで、このクリニックに通う患者の不安をあおる結果にもなっており、兒玉さんの主張は、病院側への配慮に欠けている側面も否めないかと思います」(前出の制作関係者)
兒玉は、今回の自身の投稿に対し、「誤解を招いてしまったかもしれませんが、ABEMAの番組に対しての抗議ではありません」「最終的な判断や対応は病院側によるもので番組ではありません」とXで補足しているが、改めて病院側への不信感が強く示される内容となっている。
卵子凍結というセンシティブな話題だからこそ、兒玉はもっと慎重に仕事として請け負うべきだったかもしれない。
不妊治療や卵子凍結はデリケートな問題だけに、納期やオンエアの締め切りがあるとはいえ、番組制作側にも配慮が必要だったのかもしれない。