泉ピン子「負けてなるかコラ」「楽しくなくても楽しく」“波瀾万丈人生”ピンチ乗り切る方法『終活やーめた。』自著出版で告白

2025年3月5日、大勢の取材陣の前に登場したのは、俳優の泉ピン子さん(77)。開かれたのは著書の発売記念会見。本のタイトルは『終活やーめた。』

泉ピン子(77) 著書発売会見:

こんなにたくさんいらしていただいて、これが最後の取材だと思っているでしょ?あんたたち。きっと…ね?私が死んだときはこれを使うのよ、きっと…(笑)「終活やめーた。」なんていうのをやるから死んじゃうんだよって。死なないわよ、まだ。終活はやめました。だから“ピン活”、“ピン活”にする。

つい数年前は、終活をしていることで話題になっていたピン子さん。しかし、今、その終活をやめたというのです。

泉ピン子(77)に単独インタビュー

泉ピン子:

あなたラッキーよ。死ぬ前に私に会えてんだから。(笑)

取材スタッフ:

間に合いましたか?

泉ピン子:

まっ…それ失礼だろう!ばかたれが!!(笑)たにはら~!

取材スタッフ:

お会いできてよかったです。

泉ピン子:

遅い!

その迫力に圧倒されるディレクター。インタビューでは、泉ピン子流「人生のピンチを乗り切る方法」を明かしてくれました。

ピンチの連続…夫に隠し子発覚

18歳の時に歌謡漫談家としてデビューしたピン子さん。俳優として、ドラマや舞台など多くの作品に出演し、数々の賞に輝くなど、長年、芸能界の第一線で活躍してきました。しかし、これまでの芸能生活はピンチの連続だったと振り返ります。

著書にあるのは、1989年、ピン子さんが事務所に内緒で婚姻届を提出し、飲食店で指輪をはめた時の写真。フジテレビが新婚旅行へ向かうピン子さんを取材した際は、大きなサングラスをかけ、照れながらも幸せそうな様子だった新婚当時のピン子さん。しかし帰国後、空港で待っていた報道陣に見せたのは、笑顔ではなく、涙でした。

実は、夫の両親の反対を押し切った結婚であることを明かしたピン子さん。覚悟を決めての結婚でしたが、待ち受けていたのは、「夫に隠し子発覚」という大きな裏切りでした。

結婚から6年…夫の過去が取り沙汰され、ピン子さんは一人、会見に臨みました。

泉ピン子(当時48):

なにがなんだかよく分からないんです。気持ちの整理なんてつきません。きのうまで愛してて、きょうこういうことがあったから…嫌いになんてなれないんです。私が子どもができればよかったんですけど…。

そこで、心無い質問に傷ついたことを自身の著書に記しています。

<「終活やーめた。」より>

会見でいちばん忘れられないのは、記者の人から「なぜ子どもを作らなかったんですか?」と質問されたこと。子どもは好きだし欲しかったから、病院に通って、いろんなことをやって、でもできなかった。

泉ピン子:

忘れないね、記者聞いた人。それは絶対に言っちゃいけない。どうすることもできなかった。できない体の人もいるの、欲しくても。できなかったの。これはピンチ、変えたじゃない。一番最初の妻で子供が浮気されてできたと思うから腹立つんだよ。「あ、もうこれしょうがない、再婚したと思おう」と思ったのよ。自分のいい方にとってんだ私は。それが楽しく生きるすべよ。

こうして私生活でのピンチを乗り越えたピン子さん。しかし、次に待ち受けていたのは…信頼していた所属事務所とのトラブルでした。

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