「松本人志復帰」に読売テレビ社長が「視聴者に受け入れられるか」発言 基準示せず“判断先延ばし”姿勢に集まる懐疑的な声

3月4日、読売テレビの松田陽三社長が会見をおこない、活動休止中のお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志の“復帰”について触れた。

同局では、ダウンタウンがMCを務めるバラエティ番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)を制作している。

松本は、2023年12月に女性に性的行為を要求した問題を「週刊文春」に報じられたが、否定。2024年1月8日、裁判に注力するとして、芸能活動を当面、休止することを発表し、1月22日に文春側を提訴した。

しかし2024年11月、松本側の訴訟取り下げに文春側も同意し、訴訟は終結している。芸能記者がこう言う。

「訴訟は終結しましたが、松本さんのテレビでの活動は、いまも再開していません。『ダウンタウンDX』も、相方の浜田雅功さんがひとりでMCを務めています。松田社長も会見で『テレビに関しては、とくに動きはございません。活動休止されている状況が続いている』と話しています。

そのうえで、松田社長は、松本さんのテレビ番組への復帰については『視聴者に受け入れられるかどうかが、いちばんの判断基準になる』との考えを示しました。そして『松本さんがどのようなお話をされるかをお聞きしてみたいが、先方もある話。推移を見守りたい』と述べています」

訴訟終結後の2024年12月、松本は、芸能ジャーナリストとのインタビューで活動休止後、初めて“肉声”を明かした。そのなかで、2025年春にも独自のプラットフォームを立ち上げてから、芸能活動を再開したい気持ちを語っていた。

しかし、テレビ番組への復帰は、具体的に決まっていない。

「松田社長は判断基準について『視聴者に受け入れられるかどうか』と言っていますが、それは、視聴率や放送後の反響でしか測れないのではないでしょうか。いずれにせよ、出演しないことには判断できません。

世論調査のようにアンケートをおこない『松本さんのテレビ復帰に賛成ですか』と聞くのも、現実的ではありませんし、実施したとしても、どのくらいの割合を基準にするのか、という問題も出てきます。つまり、松田社長は具体的かつ、明確な判断基準を示していないということです。

要するに、自分では判断できないということなのでしょう。中居正広さんの問題を見る限り、フジテレビではスポンサー離れという深刻な問題が生じました。松田社長の発言は、松本さんを復帰させることでスポンサーからの反発を招くような事態に陥ることを危惧し、できるだけ判断を先延ばししたいのでは、と思えてしまいます」(同前)

松田社長の視聴者に判断を委ねた姿勢については、Xでも懐疑的な投稿が相次いでいる。

《だからそれをどう判断するのか? アンケートでもとるのか?》

《いえ、局と番組スポンサーの道徳的倫理観の問題です》

《ひとだより、他人ごと、人任せでいいのか》

タレントの“看板”で仕事をしてきたツケが、回ってきたようだ。

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