「不愉快ですよね」千鳥も謝罪…波紋呼ぶ『相席食堂』出演芸人の“激ヤバ行動”

3月4日に放送された『相席食堂』(ABCテレビ)に同い年で同じ名前を持ちながらも、芸能界では”天”と”地”ほど違うキャリアを積み重ねたという2人が出演。そのうち“地のケン”として出演した芸人の行動が物議を醸している。

”天のケン”はネプチューンの堀内健(55)、一方”地のケン”は水玉れっぷう隊のケン(55)だ。

探訪する長野県根羽村にしかめ面で現れた”地のケン”のケンはなぜか不貞腐れた様子。スタジオの千鳥の大悟(44)が「ちょっと待て! ちょっと間違えてるか……」とVTRを止め、「ホンマにごめんなさい、テレビ見てる人。本当にこの人悪い人じゃないんです」「お笑いを今間違えてるだけなんです」とフォロー。相方のノブ(45)も「態度が悪く映ってますが」「頑張り屋のいい人なんです」と訴えた。

さらにノブは「出たときうれしかったんすよ、ケンさんめっちゃいい人だから。やっと日の目を見るんやって思って」と番組への出演を応援していたといい、「でも、20年何ぶりのチャンスを失敗しよーる!」と、序盤からの不首尾を嘆いた。

その後、ケンは地元の人に紹介された定食屋に入り、すでに食事を終えた4人家族のテーブルに相席。「もう食べ終わってはりますよね?」と確認すると、リュックからおもむろに食パンを取り出した。そして、女性客がカレーを食べ終えた皿を指し、「ちょっとこのカレー、へつらしてもらっていいですか?」と質問。女性が苦笑いしながら皿を差し出すと、ケンはちぎったパンで皿に残ったカレールーをぬぐいはじめた。

ノブが「食うなよ、おい、ケン」「やめてくれ」と固唾を飲んで見守るも、ケンはたっぷりカレーを付けた食パンを一息に口に放り込んだ。

千鳥の2人はVTRを止め、立ち上がったノブは「あかん。ホンマにすみません、視聴者の方。不愉快ですよね、すみません」と手を合わせ頭を下げて謝罪。大悟も「ちょっと待って、怖なってきた」といい、たまたま収録前にスタッフ同士が「ケンさんのやりすぎてる所は、もう切ってるから」と話していたのが聞こえたと明かし、「これ切ってないってことは、何をしたん? この人!」と驚きを隠せない様子だった。

その後、引き気味の家族のテーブルを後にしたケンは、別のテーブルに移り他の客の皿もパンでぬぐい、また口に。

再びVTRを止めた大悟が「あかんかもしれん。今日で(番組)終わるんかな? どうしたん? 覚悟持ってる?」といい、「今年もやっていこうって言うたやん。終わるよ? 平気で」とスタッフに問いかけた。頭を抱えたノブも「大丈夫です、怒らないでください。引退させます。終わった後、千鳥で責任を持って引退させます」と提案。大悟も「”地のケン”だから! ね? だから何か失礼なことしてるんじゃなくて、これウケようと思って頑張ってる。本当に。ただ、その感覚がズレてるだけで、悪人じゃない」と、必死にフォローした。

番組後半では、村のスーパーの名物惣菜を食べることに。提供された鯉の旨煮の汁をへつったところで、千鳥はまたもVTRをストップ。ノブは真顔で「どうすんの、これ俺笑ってた方がいいんかな? 笑ってないとほんまに炎上すると思うよ。まだ笑ってたらお笑いになるからいいんかも……」と心配し、大悟も「でも、みなさんこの人潰してどうなるん? なんの意味もないぞ。もう潰れてるんだから」と呼びかけた。

VTRに戻り、店主の男性がへつりについて「惨めな感じだよな、へつるは」と感想を述べると、惣菜を作っている店主の妻が「でもお父さん、そうじゃないよ。綺麗にしてやることだもんで、生き返ることだもんで素晴らしい」とフォロー。千鳥の2人はこのフォローに「素晴らしい!助かりました!」と感激していた。

とはいえ、千鳥の2人の懸命なフォローも虚しく、Xでは拒絶反応を示す人が相次いでいた。

《不快やわ アカンで ケンちゃん》

《相席食堂の水玉のケンの食パンのやつ 気持ち悪くなってトラウマ》

《ケン…笑いの方向がちゃう…ホンマにやめて》

《これはやったらあかんw ドン引き》

「ケンさんについては、楽屋でバッドボーイズの佐田さんがカレーを食べた後の皿を“ちょっとへつらしてくれ”と言って、食パンで拭って食べたというエピソードが芸人の間で伝説になっています。そのため、ケンさんもここぞとばかりにこのネタを出したのではないでしょうか。

ただ、知り合いの料理やVTR最後のような自分に提供されている料理をへつる行為ならともかく、初めて会った他人の皿の残りを拭って食べるという行為は受け入れられないという人も多かったようです」(WEBメディア記者)

このような行為をテレビで披露するタレントは珍しい。物議は呼んだものの、”伝説”にはなったようだ。

Related Posts