フジテレビの女性社員によるセクシャルハラスメントの暴露が、また新たな波紋を呼んでいます。4月9日、週刊文春が報じた内容によれば、トンネルズの石橋貴明さんに関連する事案が浮上しました。これまで中居正広さんに関する問題が取り沙汰されていた中、今回の報告書では石橋さんに関わる不適切な行動が認定されたとされています。

調査報告書によると、2021年12月に行われた高級ホテルの飲み会で、石橋さんが女性アナウンサーに対して不適切な接触を行ったことが記録されています。この会合では、石橋さんが隣に座った20代の女性アナウンサーに対して、手を触れるなどの行為を行ったとされ、これはセクシャルハラスメントに該当すると結論付けられました。

さらに、調査では別の事案も取り上げられています。女性社員が番組出演者の誘いで飲み会に参加したところ、最終的に二人きりの状況に置かれた結果、セクハラが発生した可能性が高いとされています。このような行為が意図的に設けられた場面であったことは、企業文化の問題を浮き彫りにしています。

フジテレビはこの調査結果を真摯に受け止めているとコメントしていますが、具体的な対応については明言していません。一方、石橋さんは4月3日に自身のYouTubeチャンネルで食道癌を公表し、芸能活動を休止すると発表しており、その動画は現在削除されている状況です。

このような問題が続く中、フジテレビの体質や業界全体の改善が求められています。今後、どのような対応がなされるのか、注目が集まっています。