トランプ大統領が大谷翔平を執務室に招待し「ムービースター」と称賛。ロバーツ監督に「そんなにいい選手か?」と質問し「どんどん良くなる」の返答に「他の選手にとって恐怖だ」

大谷は大統領執務室に特別に招待された(ホワイトハウス公式アカウントより引用)

ドジャースが7日(日本時間8日)、ワールドシリーズの覇者としてドナルド・トランプ大統領(78)からの招待を受けてワシントンDCのホワイトハウスを表敬訪問した。イーストルームで開催された式典に大谷翔平(30)、山本由伸(26)らも参加。トランプ大統領は、大谷の紹介に多くの時間を割き「ムービースターのようだ」と称賛。デーブ・ロバーツ監督(52)と大谷の今後について会話を交わして「(他球団の)多くの選手にとって恐怖だ」と、その存在感に敬意を示した。

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黒のスーツ姿の大谷は、レッドソックス時代の2019年には招待を辞退していたムーキー・ベッツ、クレイトン・カーショーらと共に最前列に並び、トランプ大統領のスピーチに耳を傾けた。 トランプ大統領は、ロバーツ監督の次に大谷を称賛した。 「野球史の中でシーズン40-40を達成した選手は6人しかいない。ショウヘイ・オオタニは満票でナ・リーグMVPを獲得した」 そう言って自ら大谷に歩み寄り握手を交わした。 「彼はまるでムービースターのようだ。彼には明るい未来がある。彼は昨年、その記録をすべて破り、50-50クラブの最初のメンバーになった。54本塁打と59盗塁という149年のメジャーリーグの歴史上、比類のない偉業を達成した。それは本当に信じられないことだ。さらに信じられないことに、ショウヘイは史上最高のゲームと呼ばれるこの試合でその偉業を成し遂げた」 そう続けると、後ろを振り向き、ドジャースのメンバーに「そんなに凄いゲームだったの?」と聞き、ロバーツ監督に「彼はそんなにいい選手なのですか?」と質問した。 ロバーツ監督が「彼はどんどん良くなってます」と返すと、トランプ大統領は、「それは(他球団の)多くの選手にとっては恐怖だね」と、今シーズンの活躍に敬意を表した。トランプ大統領は、さらに史上最高のゲームについて触れた。

昨年9月19日の敵地でのマーリンズ戦で1試合に3本塁打、2盗塁、6安打、10打点で一気に「50‐50」を達成した試合のことだ。 「これはかなり凄い。そんなに良いとは思わなかった」 トランプ大統領は再び後ろを振り向き、「6打数6安打を達成した選手はどれくらいいる?」と問いかけて、ロバーツ監督が「少ないですね」と答えた。 トランプ大統領のスピーチは約15分間という長いもので、一人一人主要な選手を紹介していたが、大谷については約2分間割いた。 またトランプ大統領は「ヨシ!ヨシ!」と呼びかけ、後ろの列に並んでいた山本の元へ歩み寄り、何やら耳元で言葉を送るシーンもあった。

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