カンテレの社会学者、古市俊氏が中井正の性丸力問題に関して、衝撃的な発言を行った。フジテレビ関連のカンテレで放送された「瞬間ライブ取れて」では、同日辞任を表明したカンテレの太田徹社長の記者会見を中継した。この場面で、古市氏は視聴者の違和感を指摘し、「おそらく第3者委員会の報告書には書かれていないことがある」と示唆した。

古市氏は、被害女性が非義務解除を表明していることに言及し、中井側も解除して本来何でも言える状況が整ったと指摘。MCの青木が「説明責任を果たすべき」と問いかけた際、古市氏は中井氏の視点が必要だと反論した。彼は、「中井さんが何をどう思ってこうなったのかを語らなければ、この物語は終わらない」と述べ、事態の収束には中井氏本人の説明が不可欠であると強調した。

古市氏の発言は、第3者委員会の報告書だけでは真相解明が不十分との認識を浮き彫りにした。また、彼が独自に知っている情報についても関心を呼び起こした。中井氏が義務解除をしない理由については、逮捕や起訴のリスクが増すことを懸念しているとの見方も示された。

古市氏は、中井氏が潔く全てを話すべきだとし、「今後の人生を考えると、こそこそ生きるのは辛い」と語った。第3者委員会の調査が終了していない中、新たな証言が出る可能性もあり、報告書の公平性について疑問を呈した。中井氏が引退した背景には、株主からの要求が関与しているとの指摘もあり、今後の展開が注目される。