フジテレビは、3月31日に中居正広に関する調査報告書を公開しました。この報告書は394ページに及び、女性Aが元フジテレビのアナウンサーであることが明らかになりました。調査の焦点は、当時の編成部長Bなどのフジテレビ社員のトラブルへの関与にありましたが、報告書では社員の関与が認められなかったとされています。

トラブルが発生した当日、中居は女性Aを食事に誘い、彼自身のマンションでの食事を提案しました。しかし、実際には他のメンバーには声をかけておらず、店にも電話をしていなかったことが、第三者委員会のヒアリングで確認されています。このトラブルにより、女性AはPTSDと診断され、精神科での治療を受けることになりました。

女性Aは2024年7月に退職を申し出ましたが、その理由として、仲居が何事もなかったかのように番組に出演し続けていることに対する不満を挙げています。彼女は業務復帰後も仲居と遭遇する恐れがあり、最終的に2024年8月末に退職しました。

報告書には、仲居とBとの間でのショートメールのやり取りも含まれており、その内容がSNS上で物議を醸しています。女性Aが性暴力の被害者であり、フジテレビの対応により退職を余儀なくされたにもかかわらず、仲居はトラブルが解決したかのように振る舞っていることに、多くの人々が衝撃を受けています。

今回の事件は、芸能界における権力の乱用や性暴力の問題を浮き彫りにしており、今後の中居の芸能活動にも影響を及ぼす可能性があります。報道によれば、これに関する動きが今後どう展開されるか注目されています。