尾上菊之助が引退を強要したとされるパワハラ事件が、歌舞伎界に衝撃を与えています。この事件は、2023年3月から4月にかけて上演された新作歌舞伎「ファイナルファンタジーX」の舞台裏で発生しました。公演の終盤、菊之助が後輩役者であるお三郎に対し、厳しい言葉を浴びせたことがきっかけで、激しい口論に発展しました。お三郎はその場を離れ、キャスト変更が余儀なくされたことが関係者の証言によって明らかになっています。
菊之助は、師匠と弟子の関係にあるお三郎に対し、息子の牛之助への教育に関して強い注意をしたことを巡り、感情的になってしまったとされています。菊之助は自宅にお三郎を呼び出し、息子の前で激しく罵倒し、謝罪を求める一幕があったことも報じられています。このような背景があったため、双方の関係は悪化し、ついにはお三郎が引退を決意する事態に至ったとされています。
歌舞伎関係者によれば、菊之助は近年、役者としての地位が上がるにつれて高圧的な態度を見せるようになり、周囲に不安を与えていたといいます。また、菊之助の父や息子に対する期待感から、精神的なプレッシャーが彼の行動に影響を与えていた可能性も指摘されています。
この事件は、歌舞伎界における師弟関係や役者同士の人間関係のあり方について再考を促すものです。菊之助が今後どのようにこの問題に対処していくのか、注目が集まっています。歌舞伎業界のファンや関係者は、菊之助の人間性についても疑問を抱くようになっており、さらなる展開が期待されます。