【フジテレビ問題】中居正広氏巡り、『重要な類似事案』2件報告　『タレントU氏』、『有力な番組出演者』が関係…ヒアリングには応じず

元タレント中居正広氏を巡るフジテレビの問題で、同社と親会社のフジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会は３１日、調査報告書を公表した。

◆中居正弘さんのトラブルとフジテレビをめぐる経緯【表】

報告書は、中居氏による女性への性暴力を認定し、「重要な類似事案」として、同局の元編成幹部が関わった別の２件を報告した。

報告書によると、１件目は２０２１年に行われた「スイートルームの会」。同局の元幹部や中居氏のほか、タレントＵ氏、女性アナウンサーらが参加した。場所は外資系ホテルのスイートルーム。

このとき、元幹部は、女性アナウンサー２人を意図的に「置き去り」にし、部屋には中居氏とタレントＵ氏の計４人が残った。そして、女性アナが中居氏と２人きりになる時間帯が発生し、女性アナは中居氏に膝や肩、鎖骨付近を触られたという。

スイートルームの料金は約３８万円で、元幹部が立て替え、番組のロケ等施設使用料名目で、フジテレビから支払いを受けている。

２件目は１０年以上前。元幹部からある女性社員に「有力な番組出演者と会食をしてほしい」と依頼があったという。この女性社員が指定された店へ行くと、男性３～４人がいたが、この後、女性社員は出演者と２人きりにさせられ、別の店へ移動。そこで、出演者が突然、ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出したという。

１件目のタレントＵ氏、２件目の「有力な番組出演者」は、同委のヒアリングに応じなかった。