大谷翔平選手が日本ハムに所属していた頃、23歳の若さでチームメイトの中田翔選手に対して発した衝撃の言葉が、今再び注目を集めています。栗山英樹監督がこの出来事を振り返り、その真相を明らかにしました。

2017年の開幕前、大谷はチームの決意表明の場で「遊びたい飲みたい、そんなことで優勝できるわけがない」と中田や年上の選手たちの前で厳しく一喝しました。この言葉は、前年のリーグ優勝に浮かれている選手たちに対する、大谷の勝利への強いこだわりを示すものでした。

栗山監督は、当時の大谷の発言がチームに与えた影響の大きさを強調しています。監督は「大谷が勝ちたかったからこそ、みんなで頑張ろうという思いを込めていた」と語り、その姿勢が若い選手ながらもチームを引っ張る力になっていたことを明かしました。

一方、中田選手は当時の大谷に対して一時的に嫌悪感を抱いていたと明かしていますが、同時に大谷の素晴らしい成績に圧倒されていたとも語っています。大谷はその年、投手として10勝を挙げ、打者としても多くの記録を打ち立てるなど、二刀流の才能を存分に発揮しました。

大谷選手のストイックな練習姿勢は、栗山監督の厳しい指導の下で育まれました。監督は大谷に対して時間管理をしっかり行い、外出先を報告させる厳しさを持っていましたが、大谷はその期待に応え続けました。

大谷の野球に対する真摯な取り組みは、同僚たちからも称賛されており、特にエンゼルスのマイク・トラウト選手は「大谷は常に上達しようと努力している」と証言しています。これにより、大谷は今やメジャーリーグの顔ともいえる存在に成長しました。

大谷翔平選手が示した勝利への執念と、野球一筋の姿勢は、今後も多くのファンや選手たちに影響を与え続けることでしょう。2023年シーズンにおいても彼の二刀流の活躍が期待されます。