「今がそのときだから、自分を信じて進みたい」
退所を決めた亀梨和也(38)は周囲に、そう決意を語っていたという。
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前人未到の記録を残したKAT-TUN
2月12日、STARTO ENTERTAINMENT(スタート社)は、3月末に亀梨が退所し、KAT-TUNが解散することを発表した。
「2005年に放送されたドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ)の主演で人気が爆発した亀梨がメンバーに名を連ねるとあって期待されていたKAT-TUNのデビューは06年。デビュー曲の『Real Face』はいきなりミリオン超え。東京ドーム8日連続公演など、前人未到の記録を残しています」(スポーツ紙記者)
それまでのジャニーズにはなかったオラオラ系のグループだった。当時の事務所スタッフが明かす。
「亀梨はグループのイメージもあって、後輩に怖がられていましたが、舞台で絡むジュニアに、『今日は良かったよ』『あれは面白くなかった』と親身にアドバイスする面もありました。後輩もみな、亀梨がつけるディオールの甘い匂いの香水を真似るなど、憧れの存在でしたね」
激動続きだったグループ
だが、グループの歴史は激動続きだった。10年に亀梨と双璧の人気を誇った赤西仁が脱退、13年に田中聖が契約解除で脱退、16年には田口淳之介が脱退し、KAT-TUNは亀梨と上田竜也、中丸雄一の3人で活動してきた。
田口本人が当時を語る。
「ロックというイメージが強いグループでしたが、僕はもっとダンスがしたかった。聖がいなくなって、これから団結していこうという時期だったので、上田からは、『そういう気持ちでやっていたのか?』、中丸くんからは『今までやってきた環境を手放すのはもったいないんじゃないか?』と諭されました」
亀梨の反応は、2人とは違ったという。
「亀はきっと、俺の気持ちを誰よりもわかってくれていた。あんまり多くは語らず、淡々と受け入れている感じでした。でも実際、一番悔しかったのは彼なんじゃないかと思います。紆余曲折のあったグループですが、KAT-TUNを誰より大事にしていたのは亀なので」(同前)