ＴＢＳは２１日、芸能関係者と社員の関係調査についての結果を公式サイトで報告した。

同調査は中居正広氏と女性との間で生じたトラブルに関する一連の報道を受け、ＴＢＳグループ人権方針にのっとり、芸能関係者と社員との会食等をめぐる実態を把握する目的として実施された。

その上で「本調査では、芸能事務所が主催する会食等に、当社社員がアナウンサーを誘って参加するケースがあったことが確認されました」と公表。「ただし、そのような会食等で、参加者による不適切な言動があった事実は確認しておりません」とし、「また、当社社員が、打ち合わせや懇親以外の不適切な目的で、芸能関係者との間で会食等を設定していた事実は確認しておりません。なお、本調査は過去の事案も含め、引き続き実施しております」とつづった。

また「２０２３年５月７日にフジテレビ編成幹部が設定し、中居氏らが出席した飲食店での会食に、他局の女性アナウンサーが参加していたとの報道がありました」と一部報道について言及し、「本調査では、上記記事のものと思われる会食にＴＢＳテレビのアナウンサーが参加していたことを確認しました。当該アナウンサーは、フジテレビ編成幹部から直接誘われて会食に参加したと話しています」と認めた。

「当該アナウンサーは、〈１〉会食時に自分に対する性的言動はなく、他の女性に対する性的言動も見聞きしていない、〈２〉予め遅くまではいられないと伝えており、実際に途中で帰宅した、〈３〉中居氏と食事をしたのは、この１回だけであると話しています」と説明した。

さらに「２０２３年５月３１日に、中居氏のマンションで行われたバーベキューに、男性のＴＢＳテレビ社員２名が参加していたことを確認しました」と明かし、「当社社員は直接中居氏から誘われて参加しており、芸能関係者やフジテレビ編成幹部らも参加していたということです。当日、当社社員は、バーベキューの終了とともに帰っており、滞在中に参加者から不適切な言動はなかったと話しています」とコメント。

「上記以外にも、アナウンサーを含む当社社員が、中居氏が参加する懇親会に参加したり、ゴルフなどの交流をしていた事実は確認されましたが、不適切な目的で開催されたり、参加者から不適切な言動があったことは確認しておりません」と記し、「当社社員・アナウンサーは真摯（しんし）に日々の業務に邁進（まいしん）しております。ＳＮＳ等での誹謗（ひぼう）中傷や憶測に基づく投稿などはお控えいただきますようお願いいたします」と呼びかけた。