俳優の綿引勝彦さんが妻・柏山不さんに抱いていた複雑な感情が明らかになり、注目を集めています。綿引さんは1945年に東京都で生まれ、演劇の道を志し、劇団民芸に入団。1970年代から80年代にかけて数多くのテレビドラマや映画で悪役として知られる存在となりました。特に、ドラマ「天までとどけ」では、優しい父親役を演じ、多くの視聴者に親しまれました。

彼の私生活には、柏山さんとの結婚が大きな要素として存在します。二人は1974年に結婚したものの、当初は収入格差があり、生活に苦しんでいた時期もあったそうです。しかし、綿引さんが「天までとどけ」でブレークしたことで、この格差は逆転し、夫婦は順調な関係を築いていきます。柏山さんは、結婚当初の収入の少なさを軽い気持ちで振り返りながらも、二人の絆を大切にしていました。

しかし、綿引さんの晩年には、病と闘う日々が続きました。2020年12月30日、彼は75歳で亡くなりましたが、その際、遺言書を自ら作成するなど、周囲に配慮した行動をとっていました。死の直前には、妻やマネージャーと共に昔話を楽しむなど、穏やかな時間を過ごしたとされています。

また、綿引さんには「隠し子」の噂もありましたが、彼自身が子供は存在しないと明言していました。浮気についても過去のインタビューで触れたことがあるものの、真相はあいまいで、柏山さんは彼の魅力が勝っていると語っています。

綿引さんの死後、柏山さんは舞台活動を続けながら、彼との思い出を胸に抱き、元気に過ごしている様子が伺えます。彼の存在は多くのファンの心に残り続けることでしょう。