富士テレビでの内部トラブルが、社員たちの間に深刻な影響を及ぼしている。17日、同局の社長会見では、タレント中井正弘氏に関する女性トラブルへの社員の関与が報じられた件について港高一社長が言及し、視聴者や関係者へ謝罪を行った。社長は、外部の弁護士の助言を受けながら社内調査を進め、今後は第三者による調査委員会を立ち上げることを発表した。
この問題は、1月15日に文春オンラインで報じられた新たな被害者の告発をきっかけに広まり、フジテレビの内部での不信感が高まっている。特に、2019年から2021年に入社した新人女子アナウンサーたちは、既存の権力構造に対する恐怖感を抱いており、内部告発者に対する非難が集中している。彼女たちは、先輩の佐々木恭子アナに対する扱いに冷ややかな視線を向けており、社内の雰囲気は緊張感が漂っている。
また、社長が「社員を守る」との発言をしたにもかかわらず、若手社員はその言葉に懐疑的な反応を示している。局内では、リークした犯人探しが始まり、内部の信頼関係が崩れつつある。報道によれば、フジテレビに対する国際的な注目も高まっており、今後の展開が注視される中、社内の士気は低下している。
このような状況下で、特に圧力を感じている新人社員たちは、他局への移籍を検討し始めている。彼女たちは、フジテレビの体質や文化に対する疑念を抱えつつ、未来を模索している。事件の真相が明らかになるにつれ、局内での影響はさらに広がる可能性がある。今後の動向に注目が集まる。