東京都文教区にある自民党の井口邦子参院議員の自宅マンションで27日夜に発生した火災により、夫と長女が死亡した。警視庁によると、28日には性別不明の2人の死亡が確認され、夫は国際政治学者の井口孝志氏、長女は30代と見られている。火災の原因はまだ明らかになっておらず、詳細な調査が進められている。

防犯カメラの映像によれば、火災当夜、井口議員と次女は外出中であり、長女と夫は帰宅していたとされる。現場にはストーブがなく、周囲の燃え方も異常ではなかったため、外部からの侵入は考えにくいとの見解が示されている。火災は午前3時50分頃に発生し、近隣住民によると、煙の匂いが強く、全ての窓から炎が見えたという。

さらに、日本テレビ系列の報道番組では、火災現場に映る人影が議論を呼んでいる。この映像には、女性がペットボトルを掲げる様子が映っており、視聴者の間で様々な憶測が飛び交っている。映像の内容を受けて、日本テレビは火災現場の重要な情報を含むとして報道を行ったと説明している。

井口邦子議員自身は、千葉県出身の政治家であり、国際政治学者としても知られている。彼女は双子の娘を育てており、長女には自閉症の障害があるとの噂があるが、詳細は明らかにされていない。一部では、長女が放火したのではないかとの声も上がっているが、近隣住民の証言からその可能性は低いとされている。

井口議員の夫、井口孝志氏は国際政治学の専門家であり、東京大学名誉教授としての経歴を持つ。彼は過去に旧統一協会との関係が取りざたされることもあったが、現在のところ、火災の原因や背景についての詳細は不明なままである。この事件は、政治界にも影響を及ぼす可能性が高く、今後の調査結果が待たれる。