東京都文教区で発生した自民党の猪口邦子参議院議員の自宅火災事件が、深刻な悲劇をもたらしました。11月27日午後7時過ぎ、猪口議員のマンションから出火し、約8時間半後に火は消し止められましたが、部屋にいた2人が亡くなる結果となりました。亡くなったのは、猪口議員の夫で東京大学名誉教授の井口孝志氏と、30代の長女です。
火災当日、井口議員とその家族は外出中で無事でしたが、夫と長女の行方がわからなくなっていました。防犯カメラの映像によると、二人は午後5時頃に帰宅した様子が確認されており、その後、火災が発生したと見られています。警視庁の調査によれば、亡くなった二人は台所付近で発見され、玄関は施錠されていたことから、外部からの侵入による火災は考えにくいとされています。
近隣住民からは、火災発生時の緊迫した状況が語られ、助けを求める声が聞こえたとの証言もありました。火災の原因については、現在も調査が進められています。
また、亡くなった長女は障害を抱えていたとの情報もあり、猪口議員は長年この事実を公にしていませんでした。過去には、他の政治家とのやり取りの中で、猪口議員の子どもに障害があることが暗黙のうちに知られていたとされています。
この悲劇に対して、ネット上では多くの哀悼の意が寄せられています。火災の詳細や原因については、引き続き注視が必要です。亡くなった井口氏と娘のご冥福を心よりお祈り申し上げます。今後の進展に期待しつつ、さらなる情報を待ちたいと思います。