女優で歌手のいしだあゆみさんが、2025年3月11日午前4時48分、東京都内の病院で76歳で永眠したことが所属事務所から発表されました。死因は甲状腺機能低下症で、葬儀は親族のみで行われ、お別れの会などの予定はないとのことです。
いしださんは、1968年にリリースした「ブルー・ライト・ヨコハマ」が大ヒットし、以降も数多くの楽曲を発表。彼女の歌声は特に横浜市に親しまれ、2008年には横浜開校150周年を記念した「好きな横浜」アンケートで1位を獲得しました。俳優としても、映画「青春の門 自立編」やドラマ「北の国から」などでその存在感を示し、日本のエンターテインメント界に多大な影響を与えました。
彼女の晩年は闘病生活が続き、多くのファンがその苦しみを見守っていました。いしださんは、音楽と演技の両方で国民に愛され、多くの賞を受賞しました。特に、2003年には自身の家族をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「テルテル家族」が放送され、石原里美がヒロインを務めるなど、幅広い世代に親しまれました。
また、いしださんは俳優の萩原健一さんとの複雑な関係でも知られています。二人は1977年に出会い、後に結婚しましたが、萩原さんの逮捕により1984年に離婚を余儀なくされました。このような私生活の波乱も、彼女の人生を彩る一部となっています。
いしだあゆみさんの突然の訃報に、ファンや関係者からは悲しみの声が広がっています。彼女の遺産や影響は今後も多くの人々に受け継がれていくことでしょう。彼女の存在は、永遠に私たちの心に残ることでしょう。