平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

平野紫耀(左)と杉咲花(C)日刊ゲンダイ

平野紫耀(左)と杉咲花(C)日刊ゲンダイ© 日刊ゲンダイDIGITAL

2月22日からスタートした、サントリージン「翠(SUI)」の新CMからNumber_iの平野紫耀(28)の姿が消えたことに、SNSでは《新しいバージョンを楽しみにしていたのに…どうして?》《あんなに売り上げに貢献したしょうをポイ捨て?》《退所して、まず手を差し伸べてくれたのはサントリー、1年間ありがとうございました》と賛否両論の声が渦巻いている。

平野が「翠」のCMに出演したのは、Number_iが「GOAT」で世界配信デビュー後の昨年2月のこと。当時、渋谷区の宮下公園に突如現れた巨大なポスターは、ファンがスマホで記念写真を撮る“聖地”にもなった。

平野の訴求効果は凄まじく、新CMがオンエアされて2週間で同商品の出荷数は、前年比約230%増という驚くべき数字を残した。ところが、このほど、サントリーは「翠」のキャラクターを貢献者の平野から杉咲花(27)と中島歩(36)にチェンジした。

「サントリーはジンの生産力増強を目的に、大阪工場へ55億円の設備投資を発表していましたが、今年は更に10億円の追加投資を決めています。平野の起用で“20代から30代後半までの女性購買層がジン市場に定着した”と判断したからのようです」(アルコール飲料業界関係者)

見えてくるのはサントリーの戦略だ。平野では獲得できなかった年代層へのアピールの強化を狙って、杉咲と中島の起用ということになりそうだ。

「杉咲と平野は1歳違いですが、杉咲の支持層は平野とは重複しない30代後半から40代の女性層と、性別年齢を問わず役者としての杉咲にひかれている層が多いとされています。中島の方も実は広告業界ではかなりの注目株です。デビューは2013年で遅咲きといえるかもしれませんが、24年1月期のTBS系『不適切にもほどがある!』で、吉田羊にプロポーズする中学校教師役を堂々とこなし、来年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも出演するネクストブレークナンバーワンの役者。彼の起用で『翠』の購買層がどこまで広がるのか。大きな可能性を秘めていると思います」(同)

わずか1年の起用で終わった平野の“勇退”を残念がる声が多いのは事実だが、バトンタッチする相手が杉咲&中島になったことをネガティブに捉えるコメントは不思議と聞こえてこない。

特に杉咲は18年4月期のTBS系「花のち晴れ~花男 Next Season~」で平野と共演しているだけに、あどけない2人の残像とともに懐かしく覚えているファンが多いからかもしれない。

さらにサントリーでいえばもうひとつ、「トリス」のキャラクターが15年ぶりに、吉高由里子(36)から永野芽郁(25)に代わったことも話題を呼んでいる。これは単純に“新たな若年層への取り込み”とも考えられるが、「『トリス』といえば吉高」という愛飲家への14年間のすり込みはそう簡単に消えなさそうだが、大胆なキャラクターチェンジの結果は吉凶どちらに出るのだろうか。

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