引退の中居正広氏、大きすぎた沈黙の代償

引退の中居正広氏、大きすぎた沈黙の代償

独立会見での中居正広氏。トークスキルの高さを感じる会見だった

太陽に向かって五本の指が伸び、その手が「バイバイ」とジェスチャー。最後は静かに手を握りしめる―。顔こそ写っていないがそれは中居正広氏(52)本人の手であろう。その動画が公開されたのは2月19日。彼の有料ファンクラブサイト『中居ヅラ あの子たちに・・・、』がこのハンドサインを最後に閉鎖した。

先月23日に芸能界引退を発表し、あまりに唐突な展開に「なぜ、今?」と戸惑うファン。彼らの悲痛な思いもさることながら、世間からしても一連の出来事へのわだかまりは、喉に何かがひっかかっているような強い違和感が残る。

被害者とされるX子さんとのスキャンダル。最初に「女性セブン」が報じ「週刊文春」が後追いし詳報。中居氏サイドは「トラブルはあった」と認めるのみで、具体的な説明はないまま現在に至っている。そのため「国民的スターが引退に追い込まれるほどのトラブルって何なのか!?」いう好奇心がかえって高まってしまった。しかし、内容は週刊誌報道がリードするものの、それが事実なのかどうか確かめようがなく、真偽不明の情報が蔓延している。

「双方の弁護士同士で取り決めたのでしょうけど、いったい守秘義務はどうなっているのか、それはそんなに軽いものかと首をかしげてしまいます。示談時の契約は部外者にはわかりませんが、その合意に達する前にX子さんが関係者に相談した内容が漏れていたのが週刊誌情報になったと巷間言われており、もしもX子さんがそれ以降に情報を漏らしていたとすれば守秘義務違反になる。その場合、中居さんが示談金を返還要求してもいいんじゃないかと思いますね」と一般民事系弁護士は述べている。

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