V系バンドマンの“黒歴史”、変貌ぶりがSNSで話題に「本当は出したくない写真だったんです(笑)」

ヴィジュアル系バンド「0.1gの誤算」ギターの水田魔梨さん

X(旧Twitter)上で、あるムーブメントが起きていることをご存知だろうか?ヴィジュアル系のバンドマンが、「ヴィジュアル系やればね、これがこうですよ」というコメントに合わせて“昔の写真”と“現在のフルメイクを施した写真”をポストする。ビフォーアフターのギャップが面白いことで、大きな話題となっているのだ。

現在、インディーズから大御所まで、じつにたくさんのバンドマンが「ヴィジュアル系やればね、これがこうですよ」のポストに参戦している状態だ。このムーブメントの生みの親は誰なのか?

辿っていくと「0.1gの誤算」というバンドのギターである水田魔梨さんだということがわかった。そこで今回は、本人に話を聞かせてもらった。

黒歴史を晒したら「まさかのバズ」

水田魔梨さんは今回のバズ自体を「そもそも狙ってはいなかった」という。

「もともとは『0.1gの誤算』(以下、誤算)ヴォーカルの緑川裕宇がYouTubeを活発にやっていて、その中の企画でメンバーの“学生時代の写真を出す”というものがあったんです」

水田魔梨さんは必死に学生時代の写真を探したが、結局はポストした写真しか見つからなかったそうだ。

「本当はあれは出したくない写真だったんです(笑)。でも動画で出しちゃったものだから、もうしょうがない。今はメイクをしているし、『どうせなら出すか』と、Xでもポストすることにしたんです」

これと一緒に現在のフルメイクの写真をポストすると、たちまち拡散されたのだ。

「ファンの子が面白がってくれたらいいな程度で。全然バズることを狙ってなかったんで、自分がいちばんびっくりです。ヴィジュアル系バンドに限らず、こういう『メイクしたらこれがこうなった』みたいなビフォーアフター写真って多いじゃないですか? 僕自身も『これ何番煎じなの?』って感じでした(笑)」

逆バージョンのポストも登場

バズろうとは思っていなかったものの、バズったことは「純粋に嬉しいです」という水田魔梨さん。周りの反応はどうだったんだろうか?

「誤算のメンバーは過去を知っているので『やっぱ、この写真は面白いよね!』と言っていて、ファンの子たちも『カワイイですね』とか好意的なリアクションで。僕を知らなかった人からも『人はこんなに変わるんですね!』と思ってもらえて嬉しいです」

水田魔梨さんの同期や後輩だけでなく、大先輩のバンドマンも「ヴィジュアル系やればね、これがこうですよ」を使ってポストしており、「光栄です」と話す。

そんな中で「ヴィジュアル系やめればね、これがこうですよ」という逆バージョンのポストも登場し、バズっている。

「中には本家の僕より伸びている人もいました(笑)。やっぱりみんな上回るものを見つけてくる。こうやって“バズ”は生まれるんだなぁ、すごいなぁと感心しました」

Related Posts